2021.06.03
vol.0(ゼロ)な理由
あわだ分室で3度目の開催となる企画展のご案内です。
vol.0 はじまりの作家市
vol.1「市野耕さん・石井桃子さん ふたり展」
vol.2「ミモザの器展」
そして・・・vol.0(ゼロ)
3度目なのに「vol.0」
話は昨年12月に丹波篠山の市野吉記さんを訪ねたときにさかのぼります。
丹波篠山の名物である牡丹鍋をごちそうになりながらいろいろなお話をしていました。
(こういう時間が器仕入旅で一番好きかも^^)
↓
煉獄さんばりに「うまい!うまい!」を連呼しながら初めての本格牡丹鍋に夢中になっていた私でしたが、
お酒は飲まない吉記さんが真面目な顔で
「来年企画展やりましょうよ!」
と言ってくれました。
本当にありがたいお話なのに、私はというと
「常設展示が多すぎて場所が取れないですね~」とか
「駐車場が多分足りないですね~」とか
情けないことを言ってしまっていました。
いつも会社スタッフや自分の子供たちには
「できない理由はいらんから、どうやったらできるか考えて」とか偉そうなことを言っていたことをハッと思い出し、
気が付けばノープランなまま「やりましょう!ぜひお願いします!」などと答えていました。
翌日金沢へ戻る車の中で、はてどうしたものか…といろいろ考えをめぐらし、そして思いつきました!
企画展用に別の場所用意したらいいやん!
金沢に戻って早速いろいろと物件探しを始め、年明け早々に野々市市粟田の物件を確保することができました。
これが あわだ分室 誕生の経緯です。
さっそく吉記さんに電話して
「企画展用のスペース用意したのでお願いします!」とお伝えしたところ、
快諾してくださったばかりか
「他の作家にも声かけて集めますね!」となんとも感涙もののお言葉をいただきました。
そして吉記さんのお声がけで今回の錚々たる作家さんたちの集結となったわけです。
御多忙な方ばかりで本来であれば1年以上待たなければいけないところを、皆さん快くお引き受けくださったことに感謝しかありません。
私だけでは今回の顔ぶれを同時に集めることは何年かかってもできません。
あわだ分室開設のきっかけをくださった吉記さんと多忙なスケジュールの中で無理なお願いを引き受けてくださった皆様へのリスペクトを込めて…
あわだ vol.0
コロナ禍で各地の作家市や陶器市が軒並み中止となる中、作家さんたちの作品を選ぶ楽しさをお届けしたいと思っております。
どうぞご期待ください。
はじまりの作家市 詳細についてはこちらからご確認ください。